資産形成の基本

毎月の収入から何割を貯金すべきか。先人の教えと世間の平均から学ぶ

Daruma
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今回は「Darumaが考える資産形成の基本」のシリーズ第3弾「毎月の収入から何割を貯金すべきか。先人の教えと世間の平均」についてです。

お金をためるときの有効手段としては「天引き貯金」というものがありますよね。「毎月の収入(給料)から決まった額を天引きして貯金し残った額で生活する」というやつです。

天引き貯金は、最初に貯金することで必然的に節約することになるので、お金をためるには効果的な方法です。

そんな天引き貯金ですが、収入の何割を貯金すれば良いのでしょうか?

Daruma
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先人達(資産増加の成功者)や世間の平均を調べたので参考にしてください。

先人達の天引き貯金の割合

先人達の知恵は本から学びましょう。天引き貯金に触れている名作があるので紹介します。

バビロンの大富豪は収入の10%を貯蓄

財布に十枚のコインを入れたなら、使うのは九枚までで止めておく

バビロンの大富豪であるアルカドの教えですね。「天引きの割合は10%」です。

毎月の収入の1割をとっておけば、10ヶ月で毎月の収入と同じ額が手元に残る。5年で月収の6倍のお金が貯まることになります。

少額でもコツコツと積み重なれば大きな額になるのがわかりますね。

本多静六さんは月収の25%+ボーナス100%を貯蓄

あらゆる通常収入は、それが入ったときに、天引き四分の一を貯金してしまう。さらに臨時収入は全部貯金して、通常収入増加の基に繰り込む

これは本多静六さんの著書「私の財産告白」に書かれていたことです。

1代で多額の財産を築いた本多静六さんの「天引きの割合は25%以上」です。

本多静六さんは月収の25%だけでなく、ボーナスも全部貯金していたようですね。

本多さんは天引き貯金しただけでなく、貯まったお金を「投資」して「通常収入増加の基に繰り込んだ」のですが、15年が経過した頃には「大学の給料よりも貯金の利子や株式の配当のほうが多くなった」そうです。

世間一般の平均は収入の約16%を貯蓄

次に世間一般的にはどれくらいの割合で貯金をしているのかを見ていきましょう。

データは総務省の平成25年家計調査を使います。

世帯人数 手取り額 預貯金額 貯蓄率
29歳以下 1.50人 268035円 90086円 33.6%
30歳〜39歳 2.95人 362933円 73603円 20.3%
40歳〜49歳 3.22人 432905円 71421円 16.5%
50歳〜59歳 2.86人 431402円 49141円 11.4%
60歳〜69歳 2.40人 308328円 18270円 5.9%
70歳以上 1.93人 277248円 40658円 14.7%
平均 2.76人 380966円 59654円 15.7%

※総務省平成25年家計調査より

天引き貯金の割合とは違いますが、世間一般の平均は収入の約16%を貯蓄しているようですね。

ここまで「バビロンの大富豪」「本多静六」「世間の平均」を見てきましたが、天引き貯金は収入の10%〜25%の割合で行われています。

だいたい25%前後までが「無理なく貯金できる割合」といったところでしょうか。

ライフステージによって貯蓄率が違う

総務省の家計調査を見るとライフステージによって貯蓄率が違うことがわかります。

つまり貯めやすい時期と貯めにくい時期があるということですね。

全世代の貯蓄率の平均は約16%ですが、貯めやすい時期にはもっと高い割合で貯蓄しておきたいです。

独身時代から子供が生まれるまでが貯めどき

貯蓄率を見てわかるように、一番の貯めどきは29歳以下の世代で、割合は33.6%ですね。

この世代の貯蓄率が高い理由は、この世代に独身が多いからでしょう。調査結果の世帯人数の1.50人ですので独身が多いということで間違いありません。

一般的には30歳を超えたあたりから「マイホームの購入」「妊娠・出産」「教育資金」などが必要になってきます。

そうなると貯金にまわせる金額も減ってくるのが当たり前です。

結婚する前、そして結婚して子供が生まれる前は貯めやすい時期なのでしっかりと貯金したいところです。

老後のためには所得の25%の貯蓄が必須

「LIFE SHIFT(ライフ・シフト)―100年時代の人生戦略」という本を読んだことはあるでしょうか?

人口学者たちの研究によると、1997年に生まれた子供の半数は101歳〜102歳まで、2007年に生まれた子供の半数は107歳まで生きる可能性が高いようです。

今のところサラリーマンは65歳くらいで仕事を引退します。その後は労働収入がない状態で余生を過ごしますが、寿命が80歳と100歳では「引退後に必要なお金」が違います。

100歳まで生きるとなれば「35年間は稼ぎのない状態」での生活になります。

35年間も稼ぎがない状況で「それなりの暮らし(最終所得の50%での生活)」をするためには、働いているときに「毎年所得の25%を老後資金として貯蓄」し、その資金を「年平均3%の利回りで運用」する必要があるそうです。

まずは貯蓄率を20%にすることを目標にしよう

資産形成の秘訣は増やす減らす運用するです。収入を増やし、支出を減らす、そして築いた資産を運用する。これが王道です。

資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

まずは運用するための資金を確保しなければいけません。

毎月収入の20%を貯蓄することができたら、5ヶ月後には毎月の稼ぎと同額が手元に残ります。10ヶ月で2ヶ月分。2年後には5ヶ月分くらいの資金を作ることができます。

それくらいの資金を貯めることができたら投資を始めたいですね。

Daruma
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次回は「騙されるな!まともな投資信託を見分ける6つのポイント」を紹介します。

下記のシリーズを読んで金融リテラシーを身につけましょう。

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