老後資金の必要額はいくらなのか?老後の生活費と貯蓄目標額を考えよう

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資産運用の必要性を考えようでは「経済状況によって資産を減らすことがないようにするため」「老後資金確保のため」には資産運用が必要だということを書きました。

資産運用を行うことにより、効率的に資産を増やしていくことで老後資金を確保しようということです。

では、どれくらいの老後資金を確保できれば十分なのでしょうか?

老後に必要な金額は「老後の生活状況」「老後の収入」などによるので人それぞれです。

ここではそれぞれのケースによって「老後にどれくらいの生活費が必要なのか」。そして「老後までにどれくらいの資金を貯蓄できていれば十分なのか」を考えていきたいと思います。

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老後の生活費

老後に必要な生活費を総務省の家計調査報告からまとめてみました。

老後に必要な生活費は、家族構成や生活状況によって変わってくるので、それぞれのケースでまとめています。

60歳以上単身無職の場合

60歳以上単身無職の場合、ひと月に必要な生活費は約15万円です。

住居は持ち家で「ローンがない場合」ですので、ローンが残っている場合は必要な生活費が上がります。

夫65歳・妻60歳以上夫婦世帯無職の場合

夫婦世帯の場合、ひと月に必要な生活費は約27万円です。

こちらも住居は持ち家で「ローンがない場合」ですので、ローンが残っている場合は必要な生活費が上がります。

夫65歳・妻60歳以上夫婦世帯無職(マンション暮らし)の場合

夫婦世帯でマンション暮らしの場合、ひと月に必要な生活費は約30万円です。

マンション暮らしの場合、住宅ローンを完済できていたとしても「管理費」や「修繕積立金」の支払いが必要になります。そのため住居費が高くなっています。

ただ管理費や修繕積立金に関しては、マンション暮らしの人は事前に積み立てているだけで、持ち家の場合は住居の修理補強を自分で行わなければいけないので、結局は同じことだと思います。

生活水準をどこに置くかは人それぞれですが、一般的に必要とされている老後の生活費は以上のようになります。

老後ひと月に必要な生活費がわかったので、次は老後資金の貯蓄目標額について考えていきたいと思います。

老後資金の必要額(貯蓄目標額)

老後に向けた貯蓄必要額は「老後に必要とする老後資金ー老後に得られる収入合計額」です。

老後に必要とする老後資金は先ほどのデータ(総務省の家計調査報告2014)を参考にします。

また老後に得られる収入の代表は「年金」ですが、年金額は職業や収入などによって金額が変わるので、それぞれのケースによって考えていきたいと思います。

独身の場合(会社員勤続40年)の年金額

平均月収30万 平均月収40万 平均月収50万
現年齢 65歳で貰える月額 65歳で貰える月額 65歳で貰える月額
60歳 12万0771円 14万0768円 16万0766円
55歳 11万4968円 13万4004円 15万3041円
50歳 10万9002円 12万7051円 14万5100円
45歳 10万3923円 12万1523円 13万9124円
40歳 9万9471円 11万7071円 13万4672円
35歳 9万5307円 11万2908円 13万0508円
30歳 9万1696円 10万9296円 12万6897円
25歳 8万8755円 10万6356円 12万3956円

※試算は政府の14年財政検証ケースGの経済前提を使用(ダイヤモンドZAiより)

夫婦の場合(夫・会社員勤続40年/妻専業主婦)の年金額

平均月収30万 平均月収40万 平均月収50万
現年齢 65歳で貰える月額 65歳で貰える月額 65歳で貰える月額
60歳 18万1548円 20万1546円 22万1543円
55歳 17万2825円 19万1862円 21万0898円
50歳 16万3857円 18万1906円 19万9955円
45歳 15万5044円 17万2644円 19万0245円
40歳 14万6139円 16万3740円 18万1341円
35歳 13万7812円 15万5413円 17万3013円
30歳 13万0590円 14万8191円 16万5791円
25歳 12万4709円 14万2309円 15万9910円

※試算は政府の14年財政検証ケースGの経済前提を使用(ダイヤモンドZAiより)

政府の「財政検証」によると、将来貰えるであろう年金額は以上のような結果になります。

いかがでしょうか?年金だけで老後の生活を過ごせそうですか?

それぞれのケースで考えてみてください!

例えば「現在夫の年齢は30歳で妻は専業主婦で将来の平均月収見込みは40万。マンション暮らし」だとしましょう。

将来の年金額は「14万8191円」です。そして夫婦世帯マンション暮らしの場合、老後に必要な生活費は「29万6721円」で、差額は「-14万8530円」です。

年金だけでは老後を過ごせそうにありませんね。

夫30歳・妻専業主婦でマンション暮らし家庭の貯蓄目標額

先ほどのケースで「老後の貯蓄目標額」を考えていきましょう。

先ほどのケースでは、老後に必要な生活費は「29万6721円」で、将来貰える年金額は「14万8191円」でした。

差額は-14万8530円、約-15万円ですね。

ひと月のマイナス額が約15万円。65歳から85歳まで生きるとしたら20年間(240ヵ月)なので「-15万円×240ヵ月=3600万円」が貯蓄目標額となります。

これはあくまでも一例なので、それぞれのケースで計算してみてください。

今後考えられる問題

計算をしてみて「貯めなきゃ」と思った人と「何とかなる」と思った人がいることでしょう。

しかし「何とかなる」と思った人も安心しないでください。

これはあくまでも「現在」のケースで考えたときです。

今後「年金制度の改悪」や「経済状況の悪化」によっては更に貯蓄が必要になります。

平成12年の法改正により、国民年金の受給年齢は60歳から65歳に引き上げられました。今後も更に受給年齢が引き上げられることも考えられます。

アメリカやイギリスでは受給年齢を68歳まで引き上げられています。日本でもそういったケースは十分に考えられます。

そうなった場合は「貯蓄目標額」も引き上げられるので、現在の貯蓄目標額よりも多めに目標を立てておく必要があるでしょう。

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